CMYK(色材の三原色)、RGB(光の三原色)は、原色の分け方を示す方式のことです。
印刷のプロセスカラーといわれるもので、この4色でカラー写真を再現します。
Cはシアン(藍)、Mはマゼンタ(紅)、Yはイエロー(黄)、Kは墨のことをいいます。それぞれ、「アイ」、「アカ」、「キ」、「スミ」と表記されることが多いです。
色材の基本色はCMY(色材の三原色)であり、黒を表現する為にはCMYを重ねたらよいということなのですが、インキは純粋でない為、3色を重ねると茶味がかった黒になります。そこで別途、墨インキを補色して、色の再現性をよくしているのです。
日本の製版・印刷業界では、「CMYK」という順番ではなく、永らく「YMCK」という順番で呼ばれてきました。
これは、昭和20年頃までのオフセット印刷機でカラー印刷していた際の版の順番が、Y版 → M版 → C版 → K版であったことに由来します。
理由としては、当時のイエローインキは透明度の低いものであり、他の色を覆い隠してしまう恐れがあったため、Y版から先に印刷していたことからきています。
また、Kについては、英語のBLUEと間違えないようにBLACKの最後のKをとったものであるとか、他の印刷の合わせになる版のことを指す、キー・プレート(Key plate)から、頭文字1字を取ったといわれています。
白色光(通常の自然光)をプリズムにあてると、光が分光し人間には色として知覚されます。
「プリズムでわかれた光は7色に見える」ので不思議に思われますが、光の三原色としては、Rはレッド(赤)、Gはグリーン(緑)、Bはブルー(青紫)です。
原色ひとつにつき256段階の濃さを設定できるため、256×256×256の「16,777,216通り」の色を表現する事が出来ます。
「RGB」による混合は加法混色といわれ、「CMYK」とは異なり、「RGB」は3色を混合すると白色になり、色がない場合は黒色になります。
モニタを表現媒体とする「インターネットのホームページ」や「マルチメディアのタイトル」等の色の表現は「RGB」になります。
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