金インキは真鍮粉、銀インキはアルミニュウム粉が色材として使用され、ビヒクルは金属粉の酸化による変色や光沢の低下を防ぐためのに特殊なワニスが用いられてる。
また金属粉はビヒクルへの親和性、分散性を高めたり、酸化防止などの目的でステアリン酸のような脂肪酸で表面を処理する。
金属粉は比重、粒子ともに大きく、印刷機のロール上での堆積(パイリング)、機上でのインキの転移が低下するなどのトラブルが発生しがちである。
真鍮粉は銅と亜鉛の合金で銅と亜鉛の混合比により、金インク赤口、金インク青口の2種類があり、銅の比率が高いと赤口になり、逆に銅が低く亜鉛の比率が高いと青口になる。
銀インキに使用するアルミニュウム粉は真鍮粉と異なり比重が軽いので、金インクよりトラブルは少ないといえる。
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