<<一覧に戻る
ナカノヒト

column042

裁ち割り(大裁ち)のこと


裁ち割り(大裁ち)のこと

枚葉印刷機で印刷する用紙サイズは、倍判または全判など多面付が一般的です。
一方、折り機で折る場合は一面全判、または半裁以下なので、印刷用紙をあらかじめ必要サイズに断裁する必要があり、その断裁作業を裁ち割りと言います。
本掛け・打ち返し・中本掛けなど、組みつけ方のいかんにかかわらず、刷り紙は一般に、第1-16、第17-32 などの16 ページ分を1単位として裁ち割ることのできるように印刷されています。この、裁ち割る場合の1単位を1台とよびます。
しかし、印刷・製本用語としての「台」には、このほかに2つの意味があります。
(1) まず、印刷機にいちど組みつける版面の数を1単位として、これを1台といいます(1版1単位…1台)。
たとえば、B全判印刷機でB6判64 ページ分の版を刷る場合、本掛けにしていちどに32 ページ分の版を組みつけるから、片面に1台分ずつ刷って64 ページは2台分になります。
(2) つぎに、印刷部門と製本部門とが連絡する場合には、表・裏両面に刷った刷り紙を単位として、これを1台といいます(刷紙1単位…1台)。
たとえば、(1)の例における64 ページは(2)の場合1台分になります。
(3) 製本所の内部では、裁ち割るべき16 ページ分をそれぞれ1台ずつに数えるから、64 ページは4台分に計算します。

菱三印刷では企画・提案・デザインをはじめ、あらゆる広告物の制作をお手伝いいたします。
まずはご相談ください。

菱三印刷株式会社

KOBE (078)576-3961

TOKYO (03)3292-6601

お問い合せフォームはこちら
神戸の相談できる印刷会社|菱三印刷(株)公式ホームページ